世界的ヒットを記録したホラー映画「SMILE/スマイル」の続編「スマイル2」。Amazonプライムにあったので視聴しました。

ネタバレが嫌な方は視聴してから読むのをオススメします。

映画『スマイル2』の基本情報・作品概要

項目詳細
タイトルスマイル2(原題:Smile 2)
監督・脚本パーカー・フィン
主演ナオミ・スコット(『アラジン』ジャスミン役)
公開2024年(日本は配信・パッケージ展開)
ジャンル心理ホラー / 精神的サスペンス

『スマイル2』あらすじ

過去の凄惨な事故と薬物依存から復帰し、世界ツアーを目前に控えたポップスターのスカイ・ライリー。厳しいトレーニングと背中の激痛に耐えるため、彼女は違法に鎮痛薬を手入れようと知人ルイスの自宅を訪ねます。

しかし、ルイスは錯乱状態で不気味な笑みを浮かべ、スカイの目の前で凄惨な自害を遂げてしまいます。

その日を境に、スカイの周囲で不気味な「笑顔」を浮かべる人々が現れ始めます。現実と幻覚の境界が崩れ去り、逃げ場のない狂気へと追い詰められていくスカイ。彼女を待ち受けているのは、最悪の「演出」でした。

少し考察、どこが現実でどこが幻覚なのか

今作で考える部分といえば、「スカイが見ていた世界のうち、何が現実で何が幻覚だったのか」という点でしょう。結論から言うと、ルイスの死を目撃した直後から、彼女の現実は徐々に侵食されていたと考えるのが妥当でしょう。

ルイスの死(現実)

ルイスの部屋でスカイが目撃した怪死は現実です。ここで呪いがスカイに感染・移動しました。

親友ジェマとの再会(ほぼ完全な幻覚)

疎遠になっていた親友ジェマがスカイの元に駆けつけ、行動を共にしてくれたように見えました。しかし、終盤で車を運転中にジェマから本物の電話が着信することで、これまで隣にいたジェマは幻覚だったことが判明します。つまり割と最初の段階から侵食されていたようです。

母の殺害とプライベートクリニック(幻覚)

母親と激しい口論になり、ガラスで刺してしまうシーン。ラストのライブ会場に母親が生存していた姿が映るため、母親殺害は完全な幻覚であったことが確定します。もし殺害していたらライブどころではないでしょうし。

モリスの存在とピザ屋の冷凍室(幻覚)

「一度心停止させて悪霊を騙す」という策を提案した謎の男モリス。頼りになる協力者のように描かれましたが、そもそも大スターであるスカイの連絡先を知っている点やタイミングが都合良すぎます。エンティティがスカイに「助かるかもしれない」という一縷の希望を与え、それを打ち砕いて絶望させるための幻覚なのでは。実際に存在していたかもしれないが、最初のチャンスにスカイが逃げてしまったので、そこまでが現実でしょう。

前作でそんな倒し方判明してなかったと思うし私は誰だこいつ状態でした。

結末について

前作『SMILE/スマイル』の主人公ローズは、精神科医であり個人のトラウマがテーマでした。しかし今作の主人公スカイは、数万人のファンを持つトップスターです。

呪いの感染条件と「パンデミック」の発生

この呪いは「呪われた人間が他人の目の前で悲惨な自害を見せること」で、目撃者にトラウマを与えて感染します。

映画のラスト、スカイは自分を取り込んだ怪物に身体を奪われ、数万人規模の観客が詰めかけたライブステージに立たされます。そして、スポットライトと超大型スクリーンに映し出される中、観客の目の前で目内にマイクを突き立てて笑顔のまま命を絶ちます。

一人にしか移せなかったはずなのに、大衆の前で自殺するということはパンデミックが起こるということなんでしょうか。でもあまりにも多いので人類が滅びそうですけどね。そうなると寄生先がなくなるんですが。

悪霊の性質について

映画内で明かされている設定について、事実関係を整理しておきます。

  • 呪いの猶予期間:
    • 感染後、精神を崩壊させて死に至らしめるまでの期間は約「7日間」。冒頭のジョエル(前作の生存者)のシーンで「6日後」と明記されていることから、前作からのタイムラインが正確に引き継がれています。
  • 悪霊の正体:
    • 作中では「スマイル・エンティティ(Smile Entity)」などと呼ばれますが、明確な悪魔の名や由来などの起源は今作でも解明されていません。人間のトラウマや罪悪感を糧にして増殖する概念的・寄生虫的な存在として描かれています。
  • 監督の言及(一次ソース):
    • パーカー・フィン監督は海外メディア(Variety等)のインタビューにおいて、スカイというキャラクターを通じて「完璧な笑顔(パブリックイメージ)を強要されるポップスターの過酷なプレッシャー」と「内面の狂気」の対比を描きたかったと語っています。

感想とまとめ

正直なところ、微妙でした。なんか単純に長く感じてしまいました。

前作が結構面白かったので私の期待が高すぎた可能性もありますが。前作で他人を殺したら移る設定があったような気がするので、母を殺したとき「あれ?」と思いました。(でも他者に見せないとダメなのか?)サイン会に来ていた女の子が一番好きですね。あの笑顔が良かった。

主人公が呪いについての知識がないため、基本的に解決しようという行動を起こさず、ひたすら現実と幻覚の繰り返しで飽きてしまう気がします。もう少しテンポがよくてもなーと。

続編は出るのでしょうか。出たら視聴はするつもりです。

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