先日ミックスナッツをもらい、おやつにポリポリ食べていました。すると一緒に食べていた小学生が、「この魚って種類何?」って聞いてきたのです。

その時、即答できなかったのが悔しく、調べてみることにしました。

ミックスナッツに入っている小魚の正体は「カタクチイワシ」!

まず結論から言うと、ミックスナッツやアーモンド小魚に入っている魚のほとんどは「カタクチイワシ」です。

カタクチイワシとはどんな魚?

カタクチイワシは、ニシン目カタクチイワシ科に属する小型の海水魚です。成魚になっても体長は10〜15cmほどにしかなりません。

  • 名前の由来: 下あごが上あごよりも極端に小さく、口を開けたときに「片方の口(上あご)しかないように見える」ことから「片口鰯(カタクチイワシ)」と名付けられました。
  • 別名・呼び名: 地域や成長段階、加工方法によって呼び名が変わります。
    • 幼魚(赤ちゃん):シラス(しらす)
    • 茹でて干したもの:シラスボシ、チリメンジャコ
    • 乾燥させた小魚(だし用や食用):ニボシ(煮干し)、イリコ
    • 今回のようなおやつ用:タツクリ(田作り)、ごまめ など

つまり、私たちが普段食べている「しらす」も「煮干し」も「アーモンド小魚」も、基本的には同じカタクチイワシであることが多いのです。

製品によっては「キビナゴ」や「ウルメイワシ」の幼魚などが使われるケースも稀にありますが、市販されている「アーモンド小魚」の原材料表示を確認すると、9割以上が「カタクチイワシ(国産)」と記載されています。

なぜカタクチイワシが選ばれるのか?

世の中にはたくさんの魚がいるのに、なぜミックスナッツにはカタクチイワシが使われているのでしょうか?

① 骨ごと丸ごと食べられるサイズ感

カタクチイワシの幼魚〜若魚(数センチ程度の大きさ)は、骨が非常に柔らかく、頭から尾まで丸ごと食べることができます。喉に引っかかる心配が少なく、サクサクとした食感を楽しめるのが最大のメリットです。

② ナッツとの味の相性が抜群

ナッツの香ばしさと脂質に対し、カタクチイワシの持つ程よい塩気とうま味が絶妙にマッチします。ほんのり甘い甘露煮風の味付けが施されていることが多く、ナッツと一緒に食べることで美味しさが生まれます。

③ 栄養価の補完関係

ナッツと小魚の組み合わせは、栄養面でも非常にすぐれています。

  • 小魚(カタクチイワシ): カルシウム、ビタミンD、タンパク質、DHA・EPA(オメガ3脂肪酸)が豊富。
  • ナッツ(アーモンドなど): ビタミンE、食物繊維、マグネシウム、良質な脂質が豊富。

特に注目したいのが「カルシウムとビタミンD」の関係です。カルシウムは単体だと体に吸収されにくい栄養素ですが、ビタミンDと一緒に摂ることで吸収率が上がります。また、アーモンドに含まれるマグネシウムも骨の形成に不可欠です。お互いの栄養を補い合う、理想的な組み合わせということなのですね。

どうやって作られているの?小魚ナッツができるまで

「ナッツの中の小魚って、どうしてあんなにサクサクしていて苦くないの?」と思ったことはありませんか?あの食感と味には、加工の工夫があります。

  1. 漁獲と選別 主に日本近海(瀬戸内海や九州、千葉県沖など)で水揚げされた新鮮なカタクチイワシの中から、ナッツと混ぜるのに最適なサイズ(約3〜5cm)のものが選別されます。
  2. 煮干し加工(または水揚げ後すぐの乾燥) 水揚げ後、新鮮なうちに茹で上げられ、乾燥させます。
  3. 味付けと焙煎 砂糖、醤油、水飴、ごまなどで香ばしく味付けされ、じっくりと煎り上げられます。この工程によって、生の魚特有のエグみや苦味が抑えられ、サクサクとした食感が生まれます。

食べる時の注意点

健康に良いアーモンド小魚ですが、食べる際に少しだけ気をつけたいポイントがあります。

  • 塩分と糖分の摂りすぎ 小魚自体に塩分が含まれているほか、味付けに砂糖や水飴が使われています。美味しくてパクパク食べてしまいがちですが、食べ過ぎると塩分・糖分の過剰摂取になるため、1日片手一杯程度を目安にするのがおすすめです。
  • アレルギーに注意 カタクチイワシはえびやカニが混ざる漁法で採取されることが多いため、甲殻類アレルギーをお持ちの方は原材料表示の注意書きをご確認ください。

まとめ

ミックスナッツやアーモンド小魚に入っている小魚の正体は、「カタクチイワシ」でした。

  • 骨まで食べられるサイズと柔らかさ
  • ナッツを引き立てる香ばしい味わい
  • カルシウムやビタミンDなど豊富な栄養素

これでいつ子どもに聞かれても答えることができますね。

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